スルフォラファンは悪酔いにも効果的
スルフォラファンは悪酔いにも効果的
お酒と言うのはよく百薬の長と言われますが、適量であれば体にもいいことが分かっています。
しかし度を超すと体にも悪影響を及ぼし、さらに周囲の人たちにも迷惑がかかってしまいます。
お酒を飲み過ぎると悪酔いする人もいますが、この悪酔いにスルフォラファンは効果があります。
■悪酔いに効果があります
スルフォラファンについては、様々な効果があることが分かっています。
ある共同研究では、ブロッコリースプラウトにたくさん含まれている成分「スルフォラファングルコシノレート」から派生するスルフォラファンの新しい作用として、悪酔いの原因物質となっているアセトアルデヒドの代謝を促進する作用が分かりました。
お酒を飲むと体内に吸収されたアルコールは、最初にアセトアルデヒドに変換されます。
そしてその後酢酸に代謝されますが、その時アセトアルデヒドから酢酸への代謝が進行せず、血中に含まれているアセトアルデヒド濃度が高くなります。
その結果頭痛や吐き気と言った、悪酔い状態の症状を引き起こす可能性が高くなります。
この状態を防ぐには悪酔い状態を排除すればいいのですが、そのためにはアセトアルデヒドを減らす必要があります。
そうすることで、悪酔いの状態も軽減されます。
■今後の研究に期待できます
この共同研究ではマウスによる動物実験によって、スルフォラファンの摂取によるアセトアルデヒドの代謝効果を測定しました。
スルフォラファンを飼料に入れ、7日間摂取させたマウスにアルコールを飲ませると、血液中のアルコール濃度が他のマウスと比べて悪酔いの原因であるアセトアルデヒドの血中濃度が低くなっていることが分かりました。
これが直接人間に当てはまるとは言えませんが、研究いかんによっては効果が出てくる可能性もあります。