WiMAXとWiMAX2+の違いについて
WiMAXとWiMAX2+は両方とも同じプロバイダーから提供されている通信規格です。WiMAX2+はWiMAXの発展版といえるので、さまざまな点がパワーアップしています。多くのWiMAXプロバイダーで提供されているモバイルルーターで、WiMAX2+の料金プランを選んだ場合、WiMAXの回線も引き続き利用できます。
なので、これからモバイルルーターを購入しようと考えているなら、WiMAX2+がおすすめです。
■通信速度はWiMAX2+が圧倒的に速いです。
WiMAX2+とWiMAXの最大の違いは、通信速度です。WiMAX2+はもともと、通信速度の速さをウリにして登場したシステムなのでスピードがあるのは当然ですが、2015年春からはさらに接続速度が上がります。
新しい通信技術である、「キャリアアグリゲーション」や「4×4MIMO」を利用できるようになり、通信速度が下り速度最大で220mbpsになりました。以前のWiMAX2+では、110mbpsが限界だったので、約2倍のスピードアップです。
WiMAXは安定した接続速度に定評があり、下り速度最大が40mbpsと発表されています。しかし、2015年春からはサービス自体を縮小していくようで、最終的には18mbps程度に落ちるといわれています。
■通信可能エリアは、将来的にはWiMAX2+の勝利か。
2015年以前なら、WiMAXが圧倒的に広い通信エリアを持っていました。日本全国のうち、約95%以上の範囲で利用できたので、他のモバイルルーターにはない接続の安定度を誇っていました。
ですが、WiMAX2+が業界の主流になるにつれて、今までWiMAXを使えたエリアが、WiMAX2+にそのまま移動するようです。
今はまだWiMAXの方が広い範囲で接続できますが、時が進むにつれてWiMAX2+の通信エリアが拡大していくでしょう。
■通信制限は料金プランの設定でWiMAX2+でも可能です。
速度制限がなく、インターネットを使い放題だったのはWiMAXの特権でした。ギガ放題と呼ばれる新しい料金プランの登場により、WiMAX2+でも1ヶ月当たりの通信量を気にせずにインターネットが楽しめるようになったのです。