介護事務に求められる能力
介護事務に求められる能力は事務処理だけでなく、介護スタッフや高齢者とのコミュニケーション能力も必要です。
介護福祉への理解は避けて通れるわけでなく、たとえ介護事務であっても、いつでも介護の手を差し伸べれる、おおらかなスピッリットスキルも必要です。
福祉への理解がないと、体力がいらない事務でも長く続けられません。
それでは、介護福祉に興味があれば介護事務をこなせるのかというと、そういうわけではありません。
介護事務についてのスキルが必要です。
細かい文字入力や計算が多いので几帳面で責任感がある人が好まれます。
介護サービスについての請求業務が中心になるので、介護保険制度の仕組みについて熟知していることも望まれます。
介護分野の専門的な知識や用語について人に説明できる能力も必要です。
また、介護事務についての計算の仕方、レセプト作成知識だけでなく、一般事務処理能力も必要です。
まずパソコンスキルがあるというのは最低限のスキルです。
また、正確さ、迅速さ、数字に強く集中力があるというのも必要です。
パソコンスキルは、一般事務系ではもちろん必要なスキルになりますが、事務に関係がないちょっとした工場勤務でもパソコンスキルが必要になることがあります。
今の時代、パソコンスキルがないと事務系の仕事をこなすことはできません。
一般事務と介護事務はいろんな点でよく似てますが、大きな違いが表れるのが電話応対のときです。
一般事務系の応対は機械的、抑揚がない感じが多いですが、介護事務の場合、介護サービス取引施設スタッフ、サービス利用者、その家族の苦情・相談など、相手に共感しながらの電話応対スキルが求められます。