お肌の乾燥とはどういう状態か?

お肌の乾燥している時の皮膚のメカニズム

乾燥肌になっている人が増えてきていますが、いったいお肌の乾燥とはどういう状態かわからない人も多いのが現状です。
乾燥肌対策をするまえにどのような状態がきちんと把握したうえで対策をたてていかなければなりません。
そこで、お肌の乾燥とはどういう状態なのでしょうか。一緒にみていきましょう。

 

●皮膚全体に水分が足りない状態
乾燥肌の状態を一言でいえば、「皮膚全体の水分が失われている状態」。
お肌には潤いが欠かせませんが、その潤いが一切お肌の中に含まれていないため、常にかぴかぴと砂漠のように渇いている状態となっています。
このような状態がずっと続いてしまうとそこから細菌が入り、炎症を起こしたり、敏感肌になってしまう恐れもあるので注意しなければなりません。
お肌に必要な水分がなくなると柔軟性がなくなり、角質が外部にさらされるようになるのが特徴的。
よって、角質層の結合部分がもろくなり、白い粉をふいたようなお肌になってしまうのです。

 

●NMF(天然保湿因子)がない
皮膚の保湿をまもっている天然保湿因子、NMFが存在していますが、乾燥肌はその成分が少なくなっている状態です。
天然保湿因子で構成されるバリア機能が正常に働かず、どんどん外部のホコリや細菌を皮膚の中に迎えてしまいます。
乾燥肌をできるだけはやく解消するためには、天然保湿因子を増やさなければなりません。
この成分があるからこそお肌が保湿され、潤いを皮膚の奥底、角質層にまで与えられるのです。
乾燥がみられたらすぐに保湿成分を与えてあげてください。
応急処置になりますが、保湿成分をとにかく十分に与えてあげることで乾燥肌の悪化を防ぐことができます。