ヒポクラテスとプラセンタ
紀元前460年から紀元前370年に存在したとされる、「ヒポクラテス」は、「西洋医学の父」として、今も語り継がれています。
エーゲ海に浮かぶ、イオニア地方南端の「コス島」から、ギリシャへ渡ったとされています。
その後、医学を学ぶため、ギリシャ各地を旅したようですが、その内容は、未だ不明です。
多くの書物も残されてはいますが、実際に編集されたのはヒポクラテスの死後何年も後の事とされています。
しかし、現代の西洋医学において、大きな影響を与えていることは間違いありません。
彼は、古代ギリシャにおいて、それまで「病気は迷信や呪術によるもの」とされていた、病気への考え方を、大きく変えた人物として知られています。
古代ギリシャで、「祈祷師」や「まじない師」によって治療をされていた病気を、臨床と観察による「経験科学」へと導きだしました。
病気には全て原因がある。
その原因は、環境や身体の異変と深い関連性があると考えたのです。
ヒポクラテスは病気の治療に、薬草や、野菜、食事について大切だと言う事も唱えていました。
今日の食生活の大切さも、彼の考え方から研究された結果と言えるでしょう。
彼のそのような考え方の中に「プラセンタ」の効能に着目している記述があります。
「プラセンタ」は動物の胎盤に由来するもので、全ての動物の生命の源であると言う事実にたどり着いたのです。
「プラセンタ」の効能は、細胞の活性化、体力維持、美容効果等、様々な効果が期待できます。
動物が、出産する為に、体内で子供を育て、更には出産後の母親の栄養源とされてきた「胎盤」には、命を繋ぐ、大切な栄養素が含まれていることに気づいていたのです。
ヒポクラテスは、この「プラセンタ」を医学の分野で初めて治療に用いたとされています。