夜型生活と乾燥肌

夜型生活と乾燥肌

乾燥肌の原因にもいくつかありますが、その一つが睡眠不足です。
夜型の生活をしている人は、生活が不規則になって、睡眠不足になりがちなので、乾燥肌になりやすいのです。

 

■夜型生活と睡眠不足
夜型の生活をしている人でも、昼間しっかり寝ているという人は、比較的お肌の健康を保ちやすい傾向にあります。
しかし、昼間いくらでも寝られるという人は、あまりいません。夜型生活は、睡眠不足に繋がるのが普通です。
また、朝日を浴びると分泌されるセロトニンというホルモンは、夜にはメラトニンという睡眠を促すホルモンに変化して、
安眠をもたらします。夜型生活の人は、メラトニンが不足して、しっかり眠れていない、眠りが浅いという人が多いのです。

 

■皮膚の再生の鍵を握る成長ホルモン
眠りと乾燥肌の関係を考える前に、肌の再生の仕組みを確認しておきましょう。
肌の細胞は、皮膚の下の方の基底層というところで作られて、それが少しずつ上に押し上げられていき、
皮膚の表面の角質層まで達すると剥がれ落ちてきます。
このようにして肌が生まれ変わる仕組みのことを「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーが順調に行われないと、乾燥肌を含むお肌のトラブルの元になります。
そして、ターンオーバーが順調に行われるためには、成長ホルモンがしっかりと分泌されている必要があります。
乾燥肌を防ぐためには、成長ホルモンを分泌させることが大事なのです。

 

■成長ホルモンが分泌される時間
このように健康な肌を維持して、乾燥肌になるのを防ぐためには、成長ホルモンの分泌が重要なのですが、
成長ホルモンには、分泌されやすい時間というものがあります。
まず、成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されます。
つまり、睡眠不足は、成長ホルモンの不足につながり、ひいては乾燥肌につながります。
そして、成長ホルモンが特に分泌されやすい時間帯は、午後10時から午前2時といわれています。
この時間帯を「睡眠のゴールデンタイム」と呼んでいて、この時間にしっかりと睡眠をとると、お肌の健康にとても良いのです。

 

■夜型を改善して、乾燥肌を防ぐ
夜型生活をしていると、睡眠のゴールデンタイムを逃してしまうので、肌の健康を損なって、乾燥肌になりやすくなってしまいます。
乾燥肌になりやすい人は、できるだけ午後10時までに、それが難しい場合でも午前0時までには寝るようにして、
睡眠時間を7~8時間程度は確保するようにすると、肌の健康を取り戻すことができます。

関連ページ

お肌の乾燥とはどういう状態か?
「お顔の粉吹き」のメカニズム
お肌のターンオーバーとは?
乾燥肌・混合肌・オイリー肌の見分け方
乾燥肌や粉吹きがひどくなると…
乾燥肌は遺伝する?
乾燥肌と敏感肌の関係
冬のお肌の大敵「乾燥」からくる「粉吹き肌」。お顔の粉吹きでお悩みのあなたに、お家ですぐに実行できる簡単な保湿対策を紹介しています♪
乾燥肌の原因とは?
冬のお肌の大敵「乾燥」からくる「粉吹き肌」。お顔の粉吹きでお悩みのあなたに、お家ですぐに実行できる簡単な保湿対策を紹介しています♪